自己啓発やメンタルヘルスケアに関する話題の中でよく耳にするようになってきた「マインドフルネス」。
あの世界の巨大企業Googleが研修内容に取り入れたことでも話題になっており、ビジネスの世界でも話題となっています。
マインドフルネスを実践することで、ストレスから解放されたり、集中力が向上して仕事の生産性が向上したりします。
しかし、一方で特に日本の方々は「坐禅とは何が異なるのか?」「ただ普通に瞑想しているだけではないのか?」「本当に効果を得られるのか?」など、疑問に思うところがある方も多くいらっしゃるようです。
そこで今回は、マインドフルネスに関する本を紹介していきます。
マインドフルネスそのものに興味がある方以外は、全てを読む必要はありませんが、一冊読むことで、ビジネスでの成果向上に繋げられるかもしれません。
おすすめマインドフルネス本3選
マインドフルネス ストレス低減法
著者はマインドフルネスストレス低減法を提唱した人物でもあり、マインドフルネスによってストレスが低減するという概念そのものを広めたジョン・カバットジン。
この本に限らず、彼にの著書は初級〜上級とマインドフルネスに興味のあるすべての方が非常に読みやすいように書かれています。
仏教の思想を汲み取りつつ、誰もがわかるような言葉で解説しており、瞑想の方法やストレス対処方法が実践しやすい形で記述されています。
まさに彼の知見が凝縮されている、マインドフルネス本の名著であると言えるでしょう。
サーチ・インサイド・ユアセルフ 仕事と人生を飛躍させるグーグルのマインドフルネス実践法
この本を書いたのは、ヨガの講師や心理ではない。超巨大企業で世界で最も有名な企業の一つ「Google」社においてエンジニアを務めているチャディー・メン・タンによる著書です。
GoogleにはSIY(サーチ・インサイド・ユアセルフ)というマインドフルネスの研修が実在しています。
そのSIYの実践プログラムがこの本に記されています。
メン氏はSIYの開発者としても有名です。実際にこの本は全世界26ヶ国の言語に翻訳されています。
ジョークを交えつつ、老若男女誰しもが理解しやすく楽しめるような本になっているため、ビジネスマンはもちろん、マインドフルネス初心者の方にはおすすめの本となっています。
スタンフォード大学 マインドフルネス教室
本書はマインドフルネスのエクササイズ本ではありません。
マインドフルネスの考え方や、思想を解説した本となります。
マインドフルネスが科学的にどのような根拠を持っているのかが解説されています。
自身の弱さを自覚して認めるということ、ついつい自分と他者を比較してしまうということについて解説されていると同時に、マインドフルネス的な生き方・実践方法についても説かれています。
著書のステーヴン・マーフィ重松氏はアメリカ国籍の日系人であり、アメリカという国家でマイノリティとして生きる日系人です。
日本人・アメリカ人両方の感性を持ち合わせた人物がマインドフルネスの思想について解説しているため、今までにない新たな視点に気づくことができるかもしれません。