働き方の多様性が高まり、様々な働き方ができるようになった昨今。
10代や20代の間では「大手企業への就職=一生安泰」の価値観も確実に希薄化しています。
その中で、いかに若いうちに市場価値を高め、「個人」を確立できるかはキャリアアップをしていきたい人にとっては必須の条件となりつつあるようです。
人材紹介会社(エージェント)や転職サイトの広告でも「あなたの市場価値は〇〇です」といった表現が多用されされていることからも、その様子が伺えます。
本記事では、「そもそも市場価値が高いとは?」や「本質的に市場価値を高めるために必要なこと」をできるだけ簡潔に解説していきます。
市場価値が高いとは?
そもそも市場価値が高いとは、どのような意味でしょうか?
世間一般的に、市場価値の高い人材というと「該当職種で周囲と比較してスキルが高い人材」や「カバーできる職種が高範囲な人材」を指すのかもしれません。
しかし、本当にそうでしょうか?
たとえば、営業職の若手が「個人のノルマは安定的に達成できるようになってきたので、数人のメンバーをマネジメントして、マネジメント能力を高めていきたい」と考えているとしましょう。
大半の場合、この発言は「社内の先輩や上長がやっているポジションに就きたい」に類似しているかと思います。
ただ、これでは「先輩がやっていることの後追いをしたい」といっているようなものであり、「市場価値のを高い人材になりたい」とは少しワケが違うでしょう。
では、一体「市場価値の高い人材」とはどのような人材なのでしょうか?
それは、「世の中の企業が求めているが、実際にそれができる人は少ないスキル、がある人材」です。
たとえば、「これまでの経験から、ルート営業から飛び込み営業までできて、toC/toB、ハード/ソフトに関わらず、どんな商材でも圧倒的に成果が出せる人材」はどの企業からも引く手数多でしょう。
つまり「成果を出せるのは当たり前で、痒いところにも手が届く人材」が求められているのです。
市場価値を高めていくための考え方
本質的に市場価値を高めていくには、「積み上げ式のキャリア」から脱却することです。
プレイヤーから始まり、成果を安定的に上げられるようになったら、マネジメントを経験し、、、のように一つのスキルにこだわることではなく、該当職種で成果を出せることを前提に、痒いところに手が届く人材」を目指しましょう。
その時々の市場感や、自身のキャリアの最終的なゴールを考慮したうえで、稀少性が高く多くの企業から欲しがられる人材になれれば、それはつまり「市場価値の高い人材」になっている証拠ではないでしょうか?
まとめ
今回ご紹介した「市場価値が高い人材」の定義はあくまでも一例であり、時代の変遷とともにその定義も移り変わるものです。
アンテナを高く掲げ、「時代が欲しがっているものはなんなのか?」に敏感になりましょう。
そして、これまで見えていたキャリアのゴールを容易に到達し、さらに大きなゴールを掲げて、人生を豊かにしていただければと思います。