どの会社でも、どのポジションでも、成果を挙げ続ける人材にはそれなりの理由があります。
成果を挙げ続ける人材が持ち合わせている能力の一つとして、「リーダーシップ」というスキルがあります。
本記事では、前回に引き続きリーダーシップについて解説します。
前回の記事をご覧になっていない方は下記で読んでから、この先を読み進めていただいた方がいいでしょう。
リーダシップを構成するスキル
前回の記事同様、リーダーシップとは主に「統率力」のことであり「組織を率いる能力」と定義します。
では、前述の条件の場合、その「統率力」(もしくはリーダーシップ)とは具体的にどんな力を指し、どのようなスキルの集合体なのでしょうか。
以下は、アーキャリ編集部が統率力(リーダーシップ)に関して重要だと思うスキルです。
①目標設定能力
リーダーには組織の目標を設定することが求めらます。
高い目標でありながらも実現可能であり、組織やメンバーが成長できるような目標を設定することが重要です。
②判断力
リーダーには判断能力が求められます。
一般的にはビジネスは大小いくつもの判断(決断)の連続であり、それぞれに対してはもともと正解が決まっていないものがほとんどです。
優柔不断な態度をとらず、自身の判断をチームのメンバーが尊重して実行し、最終的に成果を出すことが重要です。
③コミュニケーション能力
リーダーがいるということは、必ずその他にメンバーがいるはずです。
メンバーとのコミュニケーションが円滑であるチームが成果を出しやすいことは言うまでもありません。
コミュニケーションの方法は様々だが、明らかなのはメンバーにとって気持ちの良いコミュニケーションが取ることで、チームとしての統率がとれ、士気を高めることができます。
そのため自分以外の人を動かすためのコミュニケーション能力が必要となります。特にメンバーを主体的にするために、メンバーの満足感や充実感を向上させる必要があります。
④育成能力
リーダーにはメンバー(後発)を育成する力が求められます。
チームが拡大すればするほど、タスクをメンバーに任せることになります。どんなにリーダーが有能であっても時間は有限であり、一人でできることは限られているからです。
そのため、高い成果を挙げるた目にはと、メンバーを育成する力が求められます。
また、自身よりも優秀な人材がチームにいる場合がよく起こり得ます。
その場合でも、優秀なメンバーをさらなる高みに押し上げることがリーダーの重要な役割と言えるでしょう。
⑤業務実行力
リーダーはメンバーを管理するだけではなく、メンバーと一緒に併走をします。そして時にはメンバーの手本になるようなアクションを取る必要があります。
口だけのリーダーでは価値がない(成果が上がらない)ので、他より秀でた業務実行力を備えていなければなりません。
⑥寛容性
リーダーの判断や考えが常に正しいわけではありません。
メンバーから異なる考えが出ている場合、まずはその考えを受け止められるかは重要なポイントです。
そのうえで客観的かつ合理的な判断を下せるか、がリーダーには求められています。
まとめ
リーダーシップがあると言われている人であっても、上記全ての項目において能力が突出している人材はほんの一握りです。
もし、あなたに「リーダーになりたい」「たくさんの成果を出したい」という気持ちがほんの少しでもあるのであれば、これを機会として強みをさらに伸ばしていく工夫や足りない部分を補う努力をしてください。
そして、繰り返し実践をすることによって、それぞれのスキル、ひいては「リーダーシップ」が高まっていくでしょう。
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