どの業界でも、どの職種でも、そしてどの役職でも、ビジネスマンにとって最も重要なスキルの一つ「情報収集」能力。
キャリアアップできている人材は効率的に質の高い情報収集を行い、インプットした情報から質の高いアウトプットにまで繋げています。
今回は、ビジネスマンの中でも特に20代の若手の方に向けて、情報収集のコツや訓練の方法を紹介していきます。
情報収集の訓練
情報収集の癖づけ
どのビジネスマンにとっても、時間は非常に重要な財産です。
情報収集の質を質を高めることはもちろんですが、継続的に情報収集の時間を確保することが重要になってきます。
仕事中に情報収集を行なっていては、その分業務が後ろ倒しになっていくでしょう。
しかし、仕事が忙しくて情報収集をしている時間がない、もしくは休日は家族サービスをしなければいけない、休日なんだから仕事のことを考えたくないという方も多くいらっしゃるかもしれません。
ですが、優秀な人材は少なからずお金や時間をキャリアアップ のために投資しています。
まずは少しずつでも、意識を改革していきましょう。
「通勤時間だけ」「帰宅直後の30分だけ」などでも結構です。
たった数分であっても「定期的」に情報収集に時間を使うことを心がけていきましょう。
情報収集の癖がついたら、あとはどれだけインプットの効率を高められるかだけです。
24時間のスケジュールを決める
多くのビジネスマンはスマホのアプリや手帳などを使って1日のスケジュールを決めているかと思います。
そこで、勤務中のスケジュールだけでなく、24時間のスケジュールを決めてみてはいかがでしょうか?
24時間全ての時間を仕事に費やせというわけではありません。
24時間のスケジュールをあらかじめ決定しておき、その行動計画に沿って1日を過ごすのです。
そのため、「何もしない」というスケジュールがあってもいいわけですし、「バラエティ番組を見る」というスケジュールがあってもOKです。
とにかく、その24時間の中で「情報収集」の時間を設けてください。
情報収集のコツ
関連分野の情報も同時にインプットする
情報収集を行う際は、関連分野についても触れるようにしましょう。
たとえば、あなたは「カレー」について調べているとしましょう。
あなたは、カレーの作り方を調べているわけではなく、カレーの歴史や食べることによって得られる栄養素・効果について調べています。
そこで、カレーについて調べ終わった段階で情報収集を終えるのではなく、「シチュー」や「ハヤシライス」についても同じように調べてみるのです。
類似の食品や事柄であっても、全く別の起源があることがわかったり、意外な共通点があることを発見できるでしょう。
関連分野に関する情報を学ぶことで、結果として知りたい分野に精通できるようになることもあります。
しかし、一歩間違えるとただの無駄な時間に過ぎないため、あくまでも調べたい物事とどのように関係しておくかを意識すると良いでしょう。
情報は基本的に「広く浅く」
こちらは、当てはまる方とそうでない方がいらっしゃるかもしれません。
情報収集を行う際は、できるだけ広く浅く知識をつけつつ、前述したように隣り合わせの物事と関連づけていくことが望ましいでしょう。
広く浅く情報収集をすることで情報収集のアンテナを高くすることができます。
しかし、専門的な知識を用うる研究職や専門職の方は、深い知識がないと仕事になりませんので、優先順位を考えたうえで実行に移してください。