「どっちにしたら評価を得やすいだろう?とりあえずここはリスクが少なそうな方にしておこう」
我々は常日頃から、様々な意思決定・選択を迫られています。
仕事で意思決定を下す場面はもちろん、コンビニでおにぎりを選んだり、休日にどこかに遊びに行く場所を決めるのも、すべて意思決定です。
そんな意思決定の連続の中に生きる我々は、意思決定の仕方を変えるだけで、大きく人生が変わるでしょう。
今回は、「意思決定の質」について解説していきます。
リスクのない意思決定は存在しない
意思決定を迫られる時は、対象の事象が定まっていない場合です。
結果が出ているものに対しては意思決定をする必要がありません(というよりできません、、、)。
基本的に意思決定を行うのは、「どちらが正しいかわからない」からであるため、
「意思決定を行う=ノーリスクではない」と言えるでしょう。
参考|KT法
意思決定には、決定者本人の思考のクセや価値観が大きく影響します。
特に仕事の場合には、自身の好き嫌いで意思決定をしてはなりません。
そういった事態を防ぐために、KT法を用いてみてはいかがでしょうか?
KT法とは、ケプナー・トリゴー社によって開発された意思決定プロセスのことで、効果効率的な意思決定をするためのプロセスに関する方法です。
1 | 状況分析(SA) | 何のために、どうすべきかを明確にする。 |
2 | 問題分析(PA) | 目的が達成できていない理由を探る。 |
3 | 決定分析(DA) | 課題解決のためのアプローチ案を作る。 |
4 | リスク対策(PPA) | リスクを最小限にする対策を行う。 |
5 | 実行 | 実行する |
以上のようなプロセスで考えられるKT法を使うことで、無駄のない意思決定ができるようになるかもしれません。
能動的な意思決定をしよう
意思決定は能動的に行うことを心がけましょう。
毎日たくさんの意思決定を迫られるなかで、場面によってはあなたが意思決定をしなくても、自然に答えが決まってしまうこともあるでしょう。
期限が定められている問題は、あなたが意思決定をしなくても、時が進むことで勝手に決まることもあるかもしれません。
しかし、自分で「決める」ことにこだわってください。
先ほどもお伝えした通り、意思決定を迫られている時点でどの選択をしても少なからずリスクがあるわけです。
であれば、自身が決断をしたうえで、結果を受け止める方が健全ではないでしょうか?
仕事で大きな成果を上げている人は、「意思決定」をしたうえで、大きなリスクを取っています。だからこそ、チャンスを呼び寄せることができます。
若手のビジネスマンたちには、リスクのある意思決定をして失敗したとしても、その失敗が今後のキャリアに大きく響くことはほとんどありません。
「そこそこ」の成果ではなく挑戦して大きな成果を追い求めましょう。
最後に
意思決定は能動的に行い、健全なリスクを取ってください。
「これでいい」から「これがいい」という意思決定を行なってください。