「毎日仕事を頑張っているから休みの日はぐったりだ」
「仕事で挑戦をするなら、その他のものは全て諦めなければならない」
世の中が便利になり、様々なコンテンツが溢れるようになった昨今、我々は「何かを選択すると同時に、何かを手放さなければならない」というのが、一般的な考えです。
確かに二つの物事をづ時に成り立たせることは容易なことではなく、すごく力を使うことでもあるかもしれません。
しかし、世の中で成功している多くの人材は、仕事もプライベートも全力で挑戦し、楽しみ、人生(ライフプラン)を充実させています。
※ここでの成功は「本人が充実感や幸福感を感じ、毎日を楽しく過ごせていること」と定義します
成功している人材は、一体どのように日々を生きているのでしょうか?
「挑戦」の本質的な理解をしている
「挑戦」とは何か。
そう聞かれた時、あなたであれば、なんと答えるでしょうか。
「やったことのないことに取り組んでみる」「前例のないことを成功させるために試行錯誤する」
おそらく上記に類似した返答が返ってくるのではないでしょうか?
概ね正しいと言えるでしょう。
挑戦:戦いや試合をいどむこと。 困難な物事や新しい記録などに立ち向かうこと。
引用:コトバンク
コトバンクによると、上記のような記述がなされています。
もう少し、噛み砕いて伝えると
「自分の能力と成し遂げたいことの難しさが釣り合っている状態で、成し遂げたいことに向かって試行錯誤している状態」
と言えるでしょう。
社会人経験がなく、アルバイトや個人でも稼いだことのない人間が、「明日から豊田章男氏の横で一緒に働く」と言ってもなんの説得力もありませんよね。
※100%ないとまでは言い切ることが難しいですが、、、
上記のような物事のレベルは発言した人間にとっては挑戦ではなく「夢を見ている」状態です。
挑戦とは程遠い状態であると言えるでしょう。
仕事での挑戦に関して、下記の本ではこのように言及されています。
事実、人は働いているときには、テレビを見ているときの約四倍のフロー体験ー深い注意集中、挑戦と能力の間の高度な調和、統制感と満足感を達成している。
出典:フロー体験 喜びの現象学
上記の本の一説では、仕事での挑戦を例に取り上げて説明されていますが、
「適切」な挑戦が、仕事だけでなく、生活の質を著しく向上させる、という事実があるのです。
挑戦とは、ただ闇雲に新しいことにチャレンジするだけでなく、自身のスキルや知識に合わせた適切な目標設定のうえで成り立つものであることをよく理解しておきましょう。
「挑戦できるスキル」は人生を充実させるための必須アイテム
ここで、上記を例にとり、仮に仕事で挑戦できていたとしても、その分プライベートが充実するのか、という疑問にぶつかります。
挑戦する・できるスキルというのは一つだけではありません。ここにヒントが隠されています。
一般的には仕事とプライベートの充実は両立しない、という固定観念があります。
しかし、これはあまり良くない固定概念であると言えるかもしれません。
「挑戦できる人」は物事の道筋を立て、リスクを適切に管理し、目の前の物事に全力で取り組んでいます。
もし、仕事で挑戦できている人が、プライベートも充実させようと考えた場合、どうするでしょう。
仮に仕事が忙しく、プライベートの充実が望めない状態であれば、より仕事を充実させ、プライベートも充実させるための時間を作ろうとするかもしれませんし、プライベートが充実してくれば、プライベートでも仕事の挑戦に貢献するような行動を無意識にでも取ろうとするかもしれません。
つまり、仕事とプライベートは表裏一体であり、お互いの行動が相乗効果を生み出すために、成功している人材はどちらも充実しているのです。
最後に
一般的には、仕事で挑戦するよりもプライベートで何かを挑戦することの方が難易度が高いと言えます。
それは仕事では「会社/社会が適切な挑戦を与えてくれる」からです。
プライベートでは、挑戦の機会を自ら見出し、自ら動き出さなければなりません。
若いうちに挑戦できるスキルを身につけて、仕事もプライベートも充実した人生を送りましょう。