社会人になれば誰しも意識したことのある言葉、キャリアアップ。
キャリアアップと聞くと「出世」のイメージが強いかもしれませんが、最近では考え方が変化してきています。
出世をせずとも、あなたが理想とするキャリアの実現に近づけば、それも立派なキャリアアップです。
そうした意味では、誰しもが自分になりのキャリアアップを目指したいと思っていることでしょう。
今回の記事では、それぞれが自身の理想や目標に向けてキャリアアップをするうえで、重要な考え方についてご紹介していきます。
キャリアアップは曖昧
キャリアアップの考え方は非常に曖昧です。
あなた自身にとってみれば、転職や異動をすることでキャリアアップできたと思っても、周りからみるとキャリアアップ しているのかよくわからないことは往々にしてあります。
例えば、あなたは営業部に在籍していて、希望する管理部への異動が叶ったとします。
あなたは将来的にバックオフィス業務(総務や経理、人事など)のスペシャリストになりたいと考えているので、あなたにとってはキャリアアップと考えられます。
しかし、社内で人気が高いのはマーケティング部なので、会社の周囲の人間からして見るとあなたがキャリアアップしたように感じないnおです。
また、大企業から中小企業へ転職の場合だと、たとえ年収アップ、役職アップを伴っていたとしても、キャリアダウンだと考える人もいます。
このようにキャリアアップへの考え方は非常に曖昧であり、目指す所によって、全くゴールが異なります。
キャリアアップできているかの判断軸はあくまで「自分のゴールに近づけているか」で判断しましょう。
周りを気にする必要はありません。
将来のキャリアは見えているか
あなたは最終的にどのようなキャリアを実現したいですか?
人生もキャリアも「旅」に似ている部分があります。
あてのない旅では、どこにたどり着くかもわかりませんし、旅の途中に何度も訪れるであろう意思決定の判断軸がないと、判断の度に迷うことになってしまいます。
逆に、目標地点が決まっている旅では、意思決定の判断軸が明確になっているので、無駄な労力を使うこともありません。
もし、途中で価値観の変化により、人生やキャリアのゴールが変わることはあるかもしれませんが、その際はまた新しいゴールに向けて歩を進めれば良いでしょう。
現時点の目標地点(ゴール)を決めましょう。
キャリアや考えに一貫性を持たせる
将来的なゴールや理想はきまりましたか?
最終的なゴールが定まっていない方はまず、5年後や10年後でも結構なので、期限を決めて将来の理想や目標を具体的にしましょう。
あなたがこれまで歩んできたキャリア、そしてそのなかでの自身の考え方は一貫しているでしょうか?
営業職としてキャリアアップしていきたいにも関わらず、社会に出てから営業を一度も経験したことないという方がいたら、それは少しおかしいですよね。
※もちろん、例外はあります
自身の目標に最短でたどり着く方法を探し求めて行動してください。
若手も中堅もベテランも健全に前のめりな行動を起こしていきましょう。
また、サラリーマンの方は配属リスクを伴っているので、自身ではコントロールができない部分もありますが、目標に向かって自身がやりたいことややるべきことはどの会社・部署でも見つけられるはずです。
「マーケティングを極めたいのに、営業じゃ学べない」
なんて思っている方がいたら、今すぐに考え方を改めるべきです。
そういった方は環境に成長速度が左右されるので、運が良かった場合にしかキャリアアップできる可能性がありません。
環境に依存することは、非常にリスキーなので辞めておきましょう。
営業職の方は目標金額(ノルマ)があるのであれば、
・1日に何件訪問することが可能なのか?
・受注するまでのリードタイムを短くできるか?
目標金額の達成に向けて、ボトルネックとなっている行動を炙りだし、そこを優先的に改善することによって達成に近づけるでしょう。
上記のような考え方をするだけでも、マーケティングの一端には触れることになります。
精度が上がれば、営業職としても成績が上がるようになるでしょうし、成果を上げた結果、自身の希望が通り安くなるかもしれません。
考え方や物の見方を変えるだけで、飛躍的に成長していけるようになります。
まとめ
いかがでしたか。
キャリアアップの考え方について述べてきましたが、目標に向かって最短でたどり着く方法を考えたり、物の見方を変えることは、プライベートでも有効な方法ですね。
最も重要なのは、
- あなた自身の目標が明確であること
- 目標に近づくために主体的に行動すること
- キャリアアップ できているかどうかの判断軸は自分の中に持つこと
少し工夫するだけで人生そのものがもっと豊かになります。
人生もキャリアも、楽しみながら前のめりに突き進んでいきましょう!