「終身雇用」の概念が薄れつつある現代において、転職はもちろん起業や独立も当たり前の世の中になってきました。
そのため、新卒での就職活動はもちろんですが、転職活動を始める前に、どのようなキャリアを描いていたいのかを明確にしておく必要があります。
最近、キャリアデザインという言葉をよく聞くかと思いますが、キャリアデザインとは一体どのような概念で、どのように活用していくべきなのかをご紹介していきます。
キャリアデザインとは?
キャリアデザインとは「将来、自分がどこでどのような働き方をしていたいのかを考え、未来のキャリアを設計し、実現に向かって実践をしていくこと」です。
本来はどのような働き方をしたいのかを考えて、未来を考えるところまでがキャリアデザインですが、実現したい未来を描いたら実現に向かって行動するところまでを1セットと捉えてください。
キャリアデザインの活用方法
誰よりも自分自身を知る
キャリアデザインを描くうえでは、誰よりも自分について知ることとが重要です。
どんなことに興味を感じるか、何を基準に意思決定をしてきたか、自身のこれまで(過去)をできるだけ深く見つめなおす必要があります。
キャリアデザインは未来を設計する作業だと思い込みがちですが、自身にとって正しい未来を描くのであれば、まずは過去を深掘りましょう。
自分がやってきたことを振り返り、得意なことや苦手なこと、好きなことや嫌いなこと、どんな小さなことでも結構なので、一度書き出して整理してみるとわかりやすいかもしれません。
未来を自主的にデザインする
自分自身について振り返りが済んでから、未来の設計に移りましょう。
ここでのポイントは「主体的に」キャリア(未来)を設計していく必要があるということです。
過去について振り返りを行なった段階で、自身がどのようなことに惹かれるのか、もしくはやらなければならないのか、がある程度明確になっているはずです。
キャリアの設計とは「ゴール」に向かって道筋を決めていく作業なので、どうすればゴールにたどり着けるのか、サラリーマンか独立か、働き方や職種はどうなっていなければならないのか、できるだけ詳細まで落とし込んでください。
過去の振り返りがきちんとできていれば、こちらの作業はそこまで時間と労力を費やさずに正しいキャリアデザインが描けるでしょう。
まとめ
繰り返しますが、キャリアデザインとは実現に向かって行動するところまでを含めて、1セットです。
描いただけでは何の意味もありませんので、まずは小なことでも結構なので行動に移してみましょう。
キャリアデザインは「挑戦」の上に成り立つものではないでしょうか。