キャリアで悩んだ時、誰に相談するのがベストでしょうか?
両親?友人?先輩?上司?
様々なパターンが考えられるでしょう。
今回は、あなたが自身の理想を実現するために最も良い相談相手を見つけるための方法を考えていきます。
キャリアの相談は
もちろん人によって境遇が異なるので、正解はありません。
しかし、この記事を読み進めていただくことで、もしあなたがキャリアで悩んだ際に、悩みを解決して前に進むための選択肢を与えることができるかもしれません。
キャリアの悩みの種を明確にする
まず、あなたはキャリアについてなぜ悩んでいるのでしょうか。
悩みの種と解決することでどのようなキャリアを歩みたいのかを相談する前に明確にしておく必要があります。
今いる会社で出世したいのか?それともより自身の目標達成が実現させるために転職をしたいのか?もしくは、独立(起業)して自分で事業を始めることに興味があるのか?
それが決まっていないから誰かに相談をしたい!という方もたくさんいらっしゃるかと思いますが、まずは自分で答えを出してみましょう。
今考えられるキャリアを自身でアウトプットしてみることで、あなたの気持ちや考えが一度整理されます。
また、相談相手が答える場合にも、あなたの考えを基準にアドバイスができるので、より的確なアドバイスをもらいやすくなるでしょう。
キャリアの悩みは誰に相談すべき?
誰にキャリアの相談をすべきか?以下に当てはまる人間に相談をすれば、的確なアドバイスがもらえるかもしれません。
・転職経験のある友人・知人
・独立している(あるいは経験がある)友人・知人
・転職エージェント
転職経験のある友人・知人
既に転職している友人・知人は有益な情報を教えてくれるでしょう。
もし、その友人が転職に失敗している場合でも、会社を辞めるというアクションを起こしています。
そんな友人の経験談を聞くだけでもあなたのキャリアが良い方向に向くかもしれません。
そのような近い関係に相談をする際は、転職活動での成功談はもちろん、失敗談を聞くと参考になる場合が多いです。
独立している(あるいは経験がある)友人・知人
また、独立している友人・知人もあなたにとっては非常にありがたい存在となります。
会社の一員として働く以外の選択をとった人材は転職している人材よりも貴重です。
独立してよかったことや、会社員との違いを教えてくれるでしょう。
その友人に相談できることは、会社のキャリア研修や上司からは教えてもらえないアドバイスをもらえる貴重な機会となります。
経営者視点で、あなたの相談にのってくれるでしょう。
一方、独立経験がある友人・知人にキャリア相談をする際に注意しておきたい点があります。
それは相手のことを「大きく見過ぎない」ことです。
一部の方によく見られる傾向ですが、「起業しているから優秀」「自分で稼いでいるから優秀」というバイアス(先入観)が強過ぎて、受けたアドバイスを適切に判断することができなくなります。
あくまでも、相談をして、一つのアドバイスをもらう程度に考えておきましょう。
転職エージェント
また、転職すべきか、会社に残るべきかで悩んでいるのであれば転職エージェントを有効活用するのも一つの手です。
向き・不向きはあるものの、彼は転職のプロです。転職を視野に入れる場合は、結果的に転職をしなかったとしても一度相談してみる価値があります。
最近は転職エージェントごとに様々な特徴がありますので、事前にエージェントごとの特徴を把握したうえで、相談してみましょう。
転職エージェントに関しては、こちらの記事に記載しています。
ちなみに、会社の上司にはキャリアの相談はすべきではありません。その理由は以下の記事に記載しています。
転職エージェントに相談する場合にも、一つ注意が必要です。
「エージェントを利用するなら絶対〇〇!」という言葉もありますが、そのエージェントがあなたにとって「絶対」良いとは限りません。
エージェントの評価は会社よりも個人に紐づいている傾向が見られるので、担当が優秀かどうかを判断の上お付き合いしましょう。
最終的な意思決定は自分で行う
ここまで、様々な相談相手が登場しましたが、誰に相談した場合でも、必ず守って欲しいことがあります。
それは、
「最終的には自分で決める」
ことです。
実際のところ、信頼のおける相談相手が見つかり、
「あの人がこう言ってくれたから、その通りにしよう」
と思うのは構いません。
しかし、もし何かがあった場合(その決断が結果的に悪い方向に転んでしまった時)、他人に責任を転嫁しないよう注意しましょう。
全ての結果は、「あなた」本人によって導き出されています。
特にキャリアの相談となると、人生を大きく左右しうる相談・決断となる可能性も高いです。
キャリアの相談に限った話ではありませんが、他人を頼って良い結果が出なかったとしても、自責で捉えましょう。
まとめ
できるだけ複数の人材に相談をしましょう。
一人の意見だけだと考えが偏っている場合があり、それが必ずしもあなたのためになるとは限りません。
最終的に決めるのはあなたです。
その決断をしたことで成功しても失敗しても、悔いのないよう必ずあなた自身で決めてください。