転職時に強い味方となってくれる転職エージェント。
基本的に求職者は転職エージェントを無料で使用できます。
しかし、「有料の転職エージェントがあったら、待遇が良くてネームバリューのある企業に優先的に紹介してくれるのでは?」
「優良求人を優先的に紹介してもらえて、選考にも通りやすそうだな」
と考えたことがある方もいらっしゃるかもしれません。
今回は、有料の転職エージェントが存在するのか、無料の転職エージェントとの違いについてご紹介します。
転職エージェントの仕組み
転職エージェントは企業に求職者(転職希望者)を紹介し、求職者の採用が決定した場合に、求職者(内定者)の年収の30%程度を受け取ることで成り立つビジネスモデルとなっています。
そのため、通常は採用を行う企業側が転職エージェントに料金を支払っているために求職者は無料で転職エージェントを利用することができています。
有料の転職エージェントは存在する
冒頭でもお伝えした通り、有料の転職エージェントは存在するのか、という疑問ですが、
答えは「存在する」です。
ただ、ここで一つ覚えておきたい点があります。
有料の転職エージェントは存在しているものの、転職斡旋そのものについて料金が発生する転職エージェントは存在しません。
そもそも転職エージェントは転職を斡旋することで、求職者から手数料を受け取ることが法律で禁止されています。
また、求職者(労働者)側から手数料を受け取ることは原則として禁止されています(職安法32条の3第2項)。例外的に、芸能家、モデル、科学技術者、経営管理者、熟練技能者については、一定の上限を超えない範囲で手数料を受け取ることが可能とされています(職安法施行規則20条2項)。
有料の転職エージェントは、サービスの一つとして提供している「転職支援ツールなどの利用料」などで求職者から料金を受け取っているというわけです。
下記の記事では有料の転職エージェントについて紹介しています。
実際に皆さんが聞いたことのある転職エージェントもあるかもしれないので合わせてご覧ください。
まとめ
有料の転職エージェントというのは、転職先の斡旋に付随している「転職支援ツールなどの利用料を受け取っているエージェント」ということを良く理解しておきましょう。
もし、転職先の斡旋そのものに手数料が発生している場合は違法の転職エージェントとなります。
最近は個人の転職エージェントも増えてきているので、注意しておきましょう。