「第二新卒の肩書きを使えるのも今のうちだし、興味のあるあの仕事にキャリアチェンジしようかな〜」
「未経験でも採用してくれるのは本当に今のうちだけだよな。どうしよう、、、」
周囲で「第二新卒」という言葉が聞かれるようになると「自身もキャリアチェンジをした方が良いのかな…」と不安を感じることもあるでしょう。
特に「未経験で他の職種や業界にチャレンジするなら第二新卒の時期が良い」という意見もあり、頭を悩ませている方もいらっしゃるのではないでしょうか?
本記事では、
- 本当に第二新卒の時期に転職しておくのがいいのか
- 20代前半でキャリアチェンジする4個のメリット
についてご紹介していきます。
あなたが今キャリアチェンジをすべきかの考える一助になればと思います。
「働く」ということ
学生だった頃、街行く社会人を見てどのように感じていたでしょうか?
「お金たくさん持ってそうだな」「働くって本当に大変そう」と様々な感情を抱いたことがあるかと思います。
また、実際に働くようになってから、その大変さを実感した方も多いでしょう。
数年働いてみると働く大変さだけではなく、周囲の人々と協力して1つの仕事を創り上げていく面白さや、働く際に気をつけるべきポイントなどがわかるようになります。
一方、仕事がある程度一人でこなせるようになり、現在の仕事を少し俯瞰して見れるようになると、今後もこの業種・職種で続けていくのか、悩む機会も出てくるでしょう。
そして、この悩みを持ちやすいのが新卒で社会人になって1~3年目です。
一般的には、これらの方々を第二新卒と呼びます。
近年、転職それ自体が世間から受け入れられるようになってきたので「前向きな」転職も増えてきました。
それに伴い、第二新卒の転職も増加傾向にあるようです。
キャリアアップとキャリアチェンジ
少しでも転職を考えたことのある人であれば「第二新卒歓迎!」という文言を見たことある方も多いかと思います。
第二新卒の需要の高さが伺えますよね。
転職は主に2つに分類することができます。それが、キャリアアップとキャリアチェンジです。
キャリアアップは主に同業種あるいは同職種に転職することを指します。これまでの経験を活かせるので、企業にとっては新しい知識や文化を吹き込んでくれる重要な役割を期待されることも多いです。
一方、キャリアチェンジは主に経験を応用して、別業種や職種に転職することを指します。
キャリアチェンジの場合は即戦力になれる可能性が低く、キャリアアップを目的とした転職よりも魅力がないと採用される確率が低いです。
これは、企業側にしてみれば、入社後に即戦力として貢献してくれそうな人物を採用したいと思っているケースが多く、コストを払う企業側からするとごく当たり前のことでしょう。
しかし、キャリアチェンジしたいという場合も、採用される確率が低いからといって諦める必要はありません。第二新卒の年代であれば、問題なく採用されるケースが数多くあります。
これは、まだ仕事のやり方に固執していないこと、前職に染まっていないこと、新卒に比べて社会人の基礎が備わっていることなどから、教育コストが安く済むので、企業側にとってメリットとなる場合があるからです。
また、場合によってはキャリアアップとキャリアチェンジを両立させることも不可能ではありません。
第二新卒はキャリアチェンジのチャンス
以下、第二新卒の時期がキャリアチェンジのチャンスになる4つのポイントをご紹介します。
あなたの志望している業界や職種がどのような状況にあるかを想像しながら読み進めてください。
1.企業ニーズが高い
1つ目は年齢や就業経験の観点から企業ニーズが高いということです。
企業側から第二新卒人材は「新卒同様、これから自社の色に染めやすく、仕事の基礎から教えるコストがかからない貴重な若手人材」と捉えられています。
2.背負うものが少ない
2つ目は背負うものが少ないということです。第二新卒時期には結婚している方や子供のいる方が少ないですし、仕事に全力投球できる可能性が高い年代であるといえます。
余暇の時間をあてて、勉強に励めば、数年の差なんてすぐに埋まってしまいます。
3.新しい挑戦がしやすい・選択肢が広がる
3つ目は新しいことを始めやすく、選択肢が広い時期であることです。
第二新卒時期は年齢も若く、まだまだ新卒に近い年代でがんばりもきく時期。そのため、転職先も幅広い業種・職種から選択することができます。
4.そもそも「即戦力」じゃない(未経験の転職が可能)
4つ目はそもそも「即戦力」として求められていないことです。
これからの成長を期待した「投資」のため、転職してすぐに大きな仕事や重要な仕事を求められるケースは少ないようです。
確かに大きな仕事が任されないと、成長ができないと思う方もいらっしゃいますが、その分新しい土台を作り上げることに集中ができるというメリットがあります。
おわりに
転職の理由は様々ですが、「第二新卒だから転職しなければいけない」と無理に考える必要はありません。
しかし、第二新卒の時期が過ぎてからキャリアチェンジしたいと考えても、第二新卒時に比べて転職難易度が高まることは事実でしょう。
第二新卒という肩書きをうまく活用することで、ファーストキャリアでの悩みや失敗は十分に挽回が可能です。
今回ご紹介した、第二新卒の時期に転職するメリットを把握したうえで、転職する・しないを決めるのがチャンスを逃さない賢い方法です。
チャンスをうまく利用するためにも、ぜひ参考にしてみてください。
【おすすめ転職エージェント】
・20代専門の就職サポート『ウズキャリ』内定率83%超え
・既卒・新卒向け就職サービス【DYM就職】最短1週間で入社可能