20代は、社会人として初めて自由に使えるお金を持つ方も非常に多くなるタイミングです。
近年、大学や専門学校への進学率が増加傾向にあることで、社会人として「デビュー」を果たすタイミングが20歳、もしくは22歳以降となる方が増えています。
若いうちの給与は、どのように使うのが最も効果的なのでしょうか?
20代はお金について学ぶ大切な時期でもあります。
特に、
- どうやって収入を増やすか
- 収入をどう使っていくか
を学ぶことが重要です。
お金の使い方を学んでおくことで、後に大きなリターンを得ることができます。
キャリアアップに励みつつ、賢いお金の使い方を知っておくことは、人生を豊かに過ごす上で、見逃せないものとなるでしょう。
お金の教養を身につける
お金の使い方といっても、個人の感覚に大きく影響を受けるものです。
- 「どんどんと年収を上げていきたい」
- 「収入は変わらなくとも、幸福感が得られる生活がしたい」
など、お金についての考え方は様々です。
新入社員の時から、億万長者になれるような収入をもらっているサラリーマンがいるとは、通常は考えづらいため、有限な「収入」を効率的に使う必要があります。
以下では、賢いお金の使い方について記載していきます。
「消費」
消費をしなければ我々はいきていくことができません。
例えば、食費は消費の代表例です。
また、一人暮らしをしていれば、家賃や各種ランニングコストもかかります。
給料が入ったら、買い物をしたい、遊びに行きたいというのも消費です。
消費は、我々にとって最も馴染みのあるお金の使い方ですね。
「投資」
投資は、基本的に長期的に考えてあなたが得をする(ための)お金の使い方です。
例えば、以下のような例が考えられます。
コンビニ弁当と健康的な食事
一見、コンビニ弁当の方が節約になるかと思います。
確かに、「その日」だけで考えれば、金額的には安く収まるでしょう。
しかし、毎日3食コンビニ弁当を食べ続けることで病気になってしまい、後に高額な医療費がかかってしまうかもしれません。
逆に健康的な食事を心がけ、毎日自炊をすると、一日の食費はコンビニ弁当よりも高くなってしまいますが、生涯健康でいられるかもしれません。
※必ずしも、コンビニ弁当を食べると病気になる訳ではありません
タクシー代
また、タクシー代も一見ただの消費に感じるかもしれませんが、移動中に作業をしたり、休息をとったりできること考えると、使い方によっては、投資と考えられるのではないでしょうか。
20代のうちは積極的に「投資」を行うことで、自分の価値を高めたり、自分の人生を豊かにすることができます。
「運用」
株式や為替など「増やす」お金の使い方も知っておくと良いでしょう。
資産運用は若いうちには一見関係のないように思う方もいるかと思いますが、資産運用を始めることで以下のメリットが期待できます。
「知識」獲得
新聞の定期購読やセミナーの受講など、有料であるからこそ、本気で学ぼうという気持ちになる方も多いでしょう。
「資産」獲得
確実に利益を得られるかは不明ですが、例えば株式を運用することで、経済について自然と学ぶようになるかもしれません。
「人脈」獲得
少額の運用であっても、先輩や業界の方々との話のネタになるかもしれませんし、それがきっかけで仕事を獲得しつつ、盤石な資産形成をする可能性が高まる可能性があります。
「貯蓄」
全てを貯蓄に回すことはオススメしませんが、ある程度、手元に金額を残しておくことで、万が一の際に対応することができます。
また、心理的な不安からも抜け出せるでしょう。
「保険」
保険は自分に万が一の場合の、リスクヘッジとしてのお金の使い方です。
保険にも様々な種類がありますが、オススメは「運用」型の保険です。
10年前後、お金を預け続けて、満期になると、預金した以上のお金が入ってきます。
特に病気をしなかった場合、単にお金を貯蓄したことになるので、若いうちから運用型の保険に加入しておくことをオススメします。
「消費・貯蓄」を「投資・運用」に
あなたが無理のない範囲で結構ですが、消費・貯蓄していたお金を投資・運用に回すことで将来の資産が安定するかもしれません。
「消費」を「投資」に
無意識のうちに消費してしまうことはよくあるかと思います。
もしかすると、その時は「消費している」という自覚はないかもしれません。
例えば、高級で非常に品質の高い洋服を買ってみましょう。
安物の服を買って、シーズンごとに着回すと結果として、高くつく可能性があります。
また、高級な服を着ていることで、いわゆる「お金もち」の方とも話ができる場面に困らずに済むでしょう。
「貯蓄」を「投資・運用」に
自分が不安を解消される貯蓄の額を計算してみましょう。
そして、それ以外のお金を投資や運用に使用していきましょう。
何かがあっても困らないだけの貯蓄があれば、投資・運用を積極的に行い、数十年経った頃には資産に大きな差が出ているかもしれません。
最後に
お金の使い方は非常に重要です。
特に、現在独り身の方はパートナーや子供ができると、お金の使い方を大きく変えないといけないタイミングが訪れるかもしれません。
いつ、どのような状況にも備えておけるように、今からお金の使い方を学んでおきましょう。